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特徴的なオープンイノベーション事例の紹介①:自動車分野ではCASE事例が増えている

CASE:コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動

CASEとは、Connected, Autonomous, Shared, Electricの頭文字をとった造語で、ダイムラーのDieter Zetsche元CEOが2016年に発表した中長期戦略の中で出たものです。詳細はHarvard Business Reviewなどの他紙をご覧いただければと思いますが、これら4つの要素は自動車業界に大きな変化をもたらす可能性があるといわれており、自動車分野の各社が技術開発を進めています。社外の知見や技術を導入して技術開発や事業開発を加速するオープンイノベーションを支援するナインシグマもCASE分野の技術募集案件を実施してきました。特に、近年の技術募集案件の動向を俯瞰しますと、このCASE分野の案件実施割合が、世の中の盛り上がりに合わせて急激に伸びていることがわかりました。

自動車分野の技術募集案件はCASE関連の割合が近年急激に増加している

弊社にて2015年から2018年に実施した技術募集案件を調査したところ、2015-2016年に実施したCASE関連の案件数は自動車分野全体の案件数に対して24%であった一方、2017-2018年では71%に上っていました。

社外技術を積極的に導入することで技術開発加速を試みている

これまで自動車分野では自動車の低燃費化や製造の効率化、部品検査の精度向上など、コツコツタイプの、ものづくりの技術改善が主でした。ナインシグマでの技術募集案件もそのような技術募集の案件数は安定して推移しています。

しかし、CASE関連技術はこれまでの技術進歩の延長線上にはない、近年急速に進歩してきた技術です。従来どおり独自にコツコツと研究開発し技術を蓄積するだけでは世界の動向に追いつけないという危機感をもち、社外の技術を導入して製品開発を加速しようとクライアントが考えるようになり、技術募集案件が増加していると考えられます。

 

ナインシグマで実施した技術募集事例の紹介

ナインシグマ社はこれまで、国内外の大手自動車メーカーをクライアントに、様々な技術募集案件を実施してきました。ここでは以前公開された技術募集事例の一部をご紹介します。本記事をご覧になっている方々がお持ちの課題と照らし合わせて、社外技術導入の検討の参考にしていただけると幸いです。

 

テクノロジーサーチプログラムの詳細はこちらからご覧ください

 

①「次世代モビリティ向けスマートウインドウの開発パートナー」

大手自動車部品メーカーが、次世代モビリティで使用される透明樹脂パネルに適用可能なスマートウインドウ技術の開発パートナーを求めている。具体的には、透明樹脂パネルの透過可視光量を任意に調整可能な技術、または、必要なときのみ表示可能な透明ディスプレイ技術を保有するパートナーに期待している。

※募集要項の詳細:https://www.ninesigma.com/s/RFP_2018_3813

 

 

②「走行車両前方の路面状態を計測・推定する技術」


大手自動車メーカーが、車載可能なデバイスを用いて、車両走行中に数m以上前方の路面状態をリアルタイムに計測・推定する技術を求めている。なお、車間通信や道路周辺に設置されたセンサを用いるなど、自分の車以外から得た情報を用いる技術は対象外とする。

※募集要項の詳細:https://www.ninesigma.com/s/3299

 

 

③「100℃以下の熱源で利用可能な高密度蓄熱材料」

売上規模数千億円の大手自動車部品メーカが、100℃以下の熱源で利用可能な高密度蓄熱材料の開発パートナーを求めている。具体的には、2~3年の追加での商品開発により、80~100℃程度で1,000 kJ/L、もしくは1,000 kJ/kg以上の蓄熱密度を有する材料の実現を目指している。

※募集要項の詳細:https://www.ninesigma.com/s/3467

 

 

吉川 岳
ナインシグマ・アジアパシフィック株式会社
東京大学大学院 航空宇宙工学専攻 修了 博士(工学)
シュルンベルジェ株式会社を経てナインシグマ入社。