2023年6月28日
ナインシグマ・ホールディングス株式会社
ナインシグマ・ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:諏訪 暁彦、以下「ナインシグマ」)は、この度、EUがエンジン車の新車販売を2035年以降は合成燃料に限って容認するなどで注目の高まる「合成燃料(e-fuel)」製造の課題について、ナインシグマ独自のグローバルな業界エキスパート・コミュニティである「OIカウンシル(「オーアイカウンシル」)」において調査を行い、技術的なハードルや関連技術であるグリーン水素の製造について等、網羅的な知見を得てレポートにまとめました。本日より無料公開いたしますのでお知らせいたします。
■ 調査の目的および成果
社外の技術・アイデア・ネットワーク等を取り入れ自社事業に新しい価値を生み出す効率的な手法「オープン・イノベーション」を用い、日本国内外の企業・研究機関等に向けその推進支援を行っているナインシグマは、脱炭素に関わる次世代技術のトレンドについても注視しています。今回は、各国において脱炭素燃料として商業利用へ向けた研究開発の進む「合成燃料(e-fuel)」について、グローバルな技術系・業界エキスパートから「3日で生のフィードバック」を得られる自社サービス「OIC direct(オーアイシー・ダイレクト)」を用い、その課題の全体像をクイックに把握することを目指しました。
成果として、合成燃料のサプライチェーンにおいては、特定フェーズにボトルネックがあるというよりは、各段階で技術課題があることがわかりました。特にエキスパートの回答が集中したのは、合成燃料の製造だけでなく、原料となるグリーン水素の普及に関する課題です。個別の課題を掘り下げると同時に、サプライチェーン上の課題を理解し、研究・事業開発を進めることの重要性が明らかとなりました。
■ OIC direct調査概要
● 調査内容:合成燃料(e-fuel)の製造における技術課題
● 調査方法:OIC direct ※詳細以下参照
● 調査期間:2023年2月10日〜2月13日の3日間
● 有効回答数:20件(N=非公開、化学/エネルギー/再エネ/自動車など合成燃料に関連した業界エキスパートにアンケート送付)
■ OIC direct(オーアイシー・ダイレクト)とは
ナインシグマが持つグローバルな技術系・業界エキスパートネットワークを活用し、世界中のエキスパートへ直接質問、わずか3日で回答が得られる「外部知見」活用の新しいプラットフォーム。時間がない中でも利用できる手軽さで、事業開発やR&Dの現場で必要なピンポイントの情報にアクセスできます。サービス概要について、詳しくは以下特設ページをご覧ください。
https://open-innovation-council.com/lp/oic-direct-202212/
■ ナインシグマ・ホールディングス株式会社について
ナインシグマは「外部知見・技術」を活用する「オープン・イノベーション」の手法により、企業に伴走し、その技術開発や事業開発の推進支援を行っています。2006年に日本法人(ナインシグマ・アジア・パシフィック株式会社)を設立、2022年にナインシグマ・ホールディングス株式会社と経営統合をし、本社(日本)・支社(ヨーロッパ・アメリカ)で世界105か国・6,200件、日本国内では1,550件以上のオープン・イノベーション支援実績があります。外部技術の導入や外部知見の活用といった「オープン・イノベーション」活動の各所への浸透を通じて、企業等の潜在能力を引き出し、誰もが幸せに暮らせる豊かな社会の実現に貢献することを目指します。
● 本社:東京都千代田区内神田1-3-3
● 代表取締役社長:諏訪 暁彦
● 企業ホームページ: https://ninesigma.co.jp/
■ 本件に関するお問合せ先
ナインシグマ・ホールディングス株式会社(担当:緒方)
TEL:03-3219-2006/E-mail: contact_nsap@ninesigma.com
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