高強度かつ軽量な次世代の高圧水素タンクの製造方法として、樹脂製タンクに、樹脂を含浸させたCFRPなどの繊維を巻きつける方法(フィラメントワインディング)が注目されている。
単に巻き数を増やすのみならず、巻き方の工夫により高強度化を図れる可能性がある。
一方、巻き方が複雑になると、既存装置では扱えなかたり、作業時間がかかりすぎるという課題があり、技術革新を必要としていた。
フィラメントワインディングの装置開発に取り組む企業、そうした装置の制御ソフトウェアの開発に取り組む企業、フィラメントワインディングの受託検討に応じる企業に対して全世界に問いかけ、来る水素社会の実現に参画意欲をもつ開発パートナーを探索した。
世界各国のフィラメントワインディングに関連する組織から技術提案を得ることができた。
代理店の支援を得て直接やり取りに踏み出すことで、トイアル装置による検討を行うなど、欧米企業との装置開発検討に進んだ。