うまく社外の技術を見つける方法(4回目) 3.課題に合った探し方

これまで「うまく社外の技術を見つける方法」として、何を探すべきか明確にし、また必要に応じて社外に求める際の技術の粒度感を調整するというお話をしてきました。今回4回目となる最終回では、「課題に合った探し方」についてお話します。

まず考えるべきなのは、難易度と特殊度合です。

一般的な技術を探すのであれば、特許、論文、ホームページなどで十分に見つかりますが、複数の要件を満たす必要がある場合や、特殊な要件がある場合には、技術的に可能であっても、その条件で情報を公開している可能性は限りなく低くなるため、実際に技術を研究開発している人に訊いてみる必要があります。

そのような人は世界中を探しても十人くらいしかいないという場合は、工数はかかるかもしれませんが、個別に全員に当たってみるだけでも十分かもしれません。

しかし、もう少し多くいそうな場合や、自分が有望だと思った人が本当にグローバルに見てもそうなのかと確信が持てない場合は、もっと網をかけて働きかける必要があります。(ナインシグマのテクノロジーサーチは、有望な世界中の研究者1万人規模に働きかけるので、まさにそのような課題にマッチした探し方を提供しています。)

次に考えるべきなのが、求める技術のタイプです。
「異なる作用機序の疼痛の新薬候補物質」や「非接触高精度生体情報センサ」といった難易度の高い研究が求められる技術の場合、技術を持っているのは、高度な研究設備のもとで長年研究してきた優秀な研究者になります。彼らに技術やスキルを提供してもらおうとすると、妥当な追加の研究開発期間、研究者のレベルに見合った研究開発費、柔軟かつ妥当な知的財産の権利の条件を明確に提示することが必要になります。

一方、「金属への微細な溝加工技術」や「ブラシの植毛技術」となると、技術を持っているのは、加工技術を磨いてきた柔軟に対応できる国内中小企業の可能性が高くなります。そうなると、共同開発に加え、出来た製品の購入や受託加工契約などの条件を提示した方が、積極的に対応してもらえるようになります。

「うまく社外の技術を見つける方法」を活用するのに適したタイミングは2つあります。

1つは、次々世代の技術や製品を開発する上で、最初のとっかかりの技術を開発する際です。関連する技術を開発しているからと言って、知り合いや付き合いのある先と研究をスタートしてしまった後に、もっと優れた組織があることに気付いて後悔したことはありませんか? 時間を無駄にすることを避ける上でも、世界で最も進んでいて、組みやすいパートナーを見つけてジャンプスタートさせることはとても有効です。

もう1つは、思うように開発が進まず、なかなか有望なソリューションが見いだせないときです。探し方を変えてみると、思わぬところから興味深い技術アプローチが見つかったりするなど、新たにブレークするきっかけが見えてくることも少なくありません。

ナインシグマでは「社外で技術を探す3ステップ」のそれぞれ段階から、これまで毎年数百件ものテーマでお手伝いしてきておりますので、お悩みの際にはぜひ、お気軽にご相談ください。お客様の状況に合わせて、ベストな解決法を提案いたします。

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