● 課題

大手カードメーカーであるHallmarkは、“母の日”に向けてAugment Reality技術を搭載したカードの販売を目指していた。
すでに、Augment Realityの開発パートナーはいたが、そのパートナーの技術力では目標とする販売日に製品が間に合わないことが想定されたため、ナインシグマを利用して世界中に呼びかけた。

● 結果

世界中から集まった提案の中から、まず5社に絞り、さらに、実現性等の観点から1社に絞り込み、その1社と共同開発を行う。
その結果、予定どおり2010年の母の日にAugment Realityを搭載したカードを販売できた。

● 課題

Xeroxはカラ―プリンター用に新しいタイプのローラ材料を探していた。

● 結果

世界中から提案が届いたが、そのうち、依頼主が想定していない、ありそうもない分野からの提案がもっとも有望であった。
提案された材料は、プリンター用に開発されたものではなかったため、依頼主用にカスタマイズされ、想像以上の効果を得ることができた。
-プリンターの長寿命化(当初の狙い)-二酸化炭素排出量の削減(通常プリンタープロセスで必要になるオイルの量を削減もしくはオイルをなくすことができたため:予期せぬ効能)

● 課題

消費者の健康志向に合わせるため、クライアントは商品の風味を損なわずに食塩の量を減らす技術を必要としていた。
そのためにナノレベルの食塩を製造する技術を求めた。

● 結果

本課題を解決しうる技術を世界中に募集したところ、骨粗しょう症のための製剤技術を有するスイスの研究機関から、ナインシグマ社に提案があった。
本提案を応用し、食塩粒子の表面積を減らす技術を開発し、従来より少ない量で同等の風味を維持できる「デザイナー・ソルト」の開発に成功した。

● 課題

コカ・コーラ社において重要なプロジェクトであり、知的財産権を保護するため、ナインシグマに対しても用途は一切開示されなかったしたがって技術募集は「高付加価値な飲料サーバーの試作品の設計におけるパートナー」を求める形で行ったコカ・コーラ社は求める技術の詳細な条件を把握していたため、ナインシグマはグロバールな技術コミュニティにアクセスすることに専念した

● 結果

ナインシグマ社を介しInvetechという自動化装置を強みとするオーストラリアの企業とコンタクトを取ることに成功し,「フリースタイル」の試作品が開発された.
その結果、コカコーラの「フリースタイル」は2009年の後半に導入された1台で100種類以上の飲料を微量ずつ組み合わせることができる画期的な自動販売機として登場した

● 課題

世界では毎日7400人が新たにHIVに感染している。HIV治療薬の開発は21世紀の最も重要な医療課題の1つであり、IAVIは10年以上エイズワクチンの開発に注力してきた。
近年革新的な発見があり、生体中のある抗体がエイズウイルスの表面タンパク質の働きを中和することがわかった。しかし、この抗体は非常に不安定なため、安定化技術が必要であった。
IAVIはこれまでもワクチンの研究者に絞り込んで技術を調査していたが、有望なものは探し出すことができなかった。

● 結果

ナインシグマ社は本課題を単に”タンパク質の安定化技術”とし、広く提案を募集することで、世界中のタンパク質の研究者から30以上の提案を受けることができた。
提案内容が非常に質が高かったため、IAVIはゲイツ財団からさらに多くの資金調達を受けることができた。
提案のうち2件の技術提案が採択され、それぞれ87万5千ドルの研究費用が提供された。

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