採用された中小企業の声(株)ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ 三尋木社長・安原取締役

「半導体で培った技術を異分野へ生かすチャンスだ」と感じた

相模原の産業創造センターから紹介されて募集要項を見た際に、これなら自分たちでも解決できるのではないかと感じました。これまで半導体の分野で培った技術を異分野に展開するチャンスだと思い、提案しました。我々のような企業は、「攻め」の姿勢が大事です。技術は劣化するものなので、自分の技術をお金に換えるチャンスがあるのであれば、貪欲に挑戦するべきだと、いつも考えています。

兆円規模のグローバルメーカーとサンプルテストに

提案提出後、大手メーカーから直接連絡があり、すぐにサンプルテストに進みました。世界中から提案を集めた中で選ばれた、つまりグローバル競争で勝ち残ったわけで、自分たちの技術・課題解決案が認められたことは純粋にうれしかったです。現在も継続試験中ですが、今後受注につなげられれば良いと思います。

「ダメ出し」も大きな価値

一方で、他の技術募集に提案した際には一次評価で不採用になりました。ただし、その場合も、何が足りなかったのか、NGの理由を教えてもらえたので、大変勉強になりました。ドライに「ダメだし」をしてくれることにむしろ感謝です。自分たちがNGなことをやっていたということが分かったわけですし、研究の方向を改善するきっかけになるわけですから。

ニーズ発信のナインシグマの募集は効率が良い。

ナインシグマの募集は、はじめから、「これがほしい」という求める要件がはっきりしているのでわかりやすい。大手メーカーの求める技術が、異分野の人間にもわかるようにうまく翻訳してあるので、助かります。
マッチングの機会はほかにもいろいろありますが、あまり効率的とは思えません。「こんな技術あります」とか「何ができます」ということを発信するだけでは、協業相手はなかなか見つかりません。「何がほしいか」を明確に示してもらえれば、自分たちが提案できるかできないか理解できますし、採用されるかどうかの感触も何となく感じることができます。
「マッチングは顔が見えないと信用できない」、「相手が分からない募集に提案はしにくい」という意見もありますが、そこは割り切って考えないと、効率的に動けないと思います。

中小企業も、日本に閉じこもっていても先はないということに気付くべきです。積極的に海外を見て、世界の中の日本の立ち位置を肌で感じるべきです。

(株)ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ 三尋木社長・安原取締役

日本のモノづくりに関して

日本のモノづくりに、少々不安を感じます。アメリカのハイテク分野企業相手に仕事をしてみるとスピード感と課題解決の為の新しいアイディアに対する積極性が全く違う。厳しくダメ出しもされますが、うまくできたらほめてくれ採用してくれる。あのダイナミズムは日本では感じらません。
中小企業も、日本に閉じこもっていても先はないということに気付くべきです。積極的に海外を見て、世界の中の日本の立ち位置を肌で感じるべきです。私も東南アジアを訪問して愕然としました。日本だけを相手にしていてはいずれ行き詰まるという危機感でいっぱいです。

今後も、新しい技術を作り続けたい

売り上げを伸ばす、雇用を増やす、というのも重要ですが、それよりも「新しい技術を作り出して世界に挑戦する」ことをミッションとしています。今後は、自分たちの技術を最大限に活用して、もっといろいろな分野に挑戦していきたいです。

(株)ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ 三尋木社長・安原取締役

企業紹介

株式会社ジャパン・アドバンスト・ケミカルズ
所在地:神奈川県相模原市
設立:2004年3月
従業員:8名
事業内容:特殊化学材料研究開発・製造・販売

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