採用された技術者の声 ハタ研削 畠山社長

セラミック加工はおれに任せろ!

2008年春に、知り合いから「こんな技術募集があるけど、興味あるか」と連絡がありました。それが、ナインシグマの提案募集要項との出会いでした。
募集要項に書いてあったことは、「セラミック素子に低温で微細加工ができる技術募集」というものでした。「会社を設立して33年、セラミック加工に関しては経験も自信もあったため、募集要項で求められている要件が大変難しいことであることはすぐに理解できました。特に、「低温での加工」に関しては、世界中で求められている、きわめて難易度の高い技術であることを知っていました。
一方で、自分たちの技術であれば解決できるかもしれないという思いもありました。そこで早速ナインシグマのプログラムマネージャーに問い合わせてみたところ、「世界中に問いかけてみたものの、提案がなかなか集まらずに困っている」ということで、「それならばおれに任せろ!」という思いで、提案を出してみました。
提案作成に関しても、ナインシグマがガイドしてくれたので、写真を添付するなど、募集企業の関心をいかに引くか、細かなノウハウを教えていただきました。

数千億円企業からの面談希望依頼

自信はありました。これまで培ってきた技術である程度のレベルまで行っていたので、少なくとも我々の技術に関心を持ってもらえるだろうとは予想していました。
「直接話がしたい」とナインシグマを通して募集企業から連絡をもらった時には驚きました。というのも、募集企業は、この業界では誰でも知っている、大手企業だったためです。
それから、資金提供を受けながらの共同開発が始まりました。おかげで、当初より微細な加工ができるようになり、もう一息で目標レベルまで技術が到達しそうです。
実用化までにはまだハードルがいくつかありますが、大手企業の力強い後ろ盾もあるため、積極的にチャレンジを続けたいと思います。

以前は、「技術マッチング」というものはあてにしていなかった

私の会社がある長野県でも、県が主催するビジネスマッチングの機会はありますが、基本的に、技術売り込み型の活動が多くなります。何度か参加はしてみたのですが、売り込み型はなかなかうまくいかないですね。最近はあまり参加していません。
その点、ナインシグマの仕組みは、初めに「大手企業の技術課題ありき」なので、それをクリアできればすぐにビジネスチャンスが生まれるというメリットがあります。必要に応じて大企業の支援も得られるのもありがたいです。今回の加工技術も、自社だけでは今のレベルまでは達していなかったと思います。

これは、中小企業に必要な仕組み

私は縁があってナインシグマの仕組みというものを知り、具体的なインパクトにつながりました。一方で、世の中を見渡すと、優れた技術を保有する中小企業はたくさんあります。もっともっとこの仕組みが浸透すれば、中小企業の優れた技術を、効率的に世の中にアピールできる仕組みができるのではないかと考えます。
それから、この仕組みは、「大企業の技術課題」があり、そこに対する解決策を求めている募集なので、マッチングした後の話の進みが早いのが特長です。
これからは、我々自身も常にアンテナを張り巡らせ、このような仕組みを最大限に活用して、ビジネスチャンスを貪欲に探していかなければいけないと思います。

今後は、世界進出を狙いたい

今回は、国内大手とのマッチングが成立しましたが、今後は、海外企業に対する技術発信にも積極的にチャレンジしたいと思います。グローバルで勝負できる、そんな企業に育てていきたいと思います。

ハタ研削 畠山社長

世の中の中小企業へのメッセージ

良い技術を持っていても、うまくアピールできないと飯のタネになりません。 大手からの誘いを待っているだけではだめです。 腕に自信のある企業は、積極的に技術を発信して、チャンスをつかみ取る努力が、今後ますます必要になると思います。

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